3月、JALからジャンボジェット「ボーイング747」がすべてなくなります。
羽田空港や成田空港が発着枠が少なかった時代には、一つの飛行機でより多くの人を運べるジャンボジェットは、花形でした。
海外に行くときなどは、ジャンボジェットで大きなハブ空港同士を移動し、そこで飛行機を乗り換えることが普通だった時代。湾岸危機のとき、邦人を救出に行った機体としても有名です。
時代は変わり、空港から空港への「直行便」が主流になっていきます。
空港の発着枠が増えると、長距離を移動する燃費が悪いジャンボジェットよりも、中長距離の中型機が主流になっていきます。
さらに、燃料の高騰は、747の引退に拍車をかけました。
湾岸危機のとき、747を操縦し、命がけで邦人救出に向かった小林 宏之機長。
機体が変わっても、「(引退した)小林機長の思い」を持ち続けてほしい。
がんばれ、JAL。
2011年2月10日